HUAWEI Mate XTの実機レビュー!どうも、ちえほんです。TwitterとYouTubeもやってます。
ファーウェイ製、世界初の三つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT (ファーウェイメイトエックスティー)」。折りたためば6.4インチのスマートフォン、開けば最大10.2インチの大画面タブレットになる一台となっています。
SoCには「Kirin 9010」採用、トリプルカメラ搭載。最大66Wの急速充電や大容量5,600mAhバッテリー、ワイヤレス充電まで備えた一台。本記事では、そんな「HUAWEI Mate XT」を実際に使って感じたメリット・デメリットについて、すべて正直にレビューしていきます。
満足度 | ★★★★☆ |
---|---|
デザイン・外観 | ★★★★★ |
携帯性 | ★★★☆☆ |
基本動作(快適さ) | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★☆ |
画面表示&綺麗さ | ★★★★☆ |
バッテリー持ち | ★★★☆☆ |
スピーカー | ★★★☆☆ |
カメラ | ★★★★☆ |
本機は技適マークのない海外モデルのため、「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の手続(届出)を行いテストしています。また、「Google Mobile Services(GMS)」非搭載ですので、ご注意ください。
先に結論、世界初の三つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT」は想像を超えた完成度でした。玄人向けの製品であるため、万人におすすめすることは出来かねますが、スマホ好きなら間違いなくワクワクできる一台です。
HUAWEI Mate XTの外観・デザインをレビュー
HUAWEI Mate XTの外観・デザインをレビューしていきます。
ディスプレイサイズは、最大10.2インチ(有機EL)。シングルスクリーン時は約6.4インチ約6.4インチ(2,232 × 1,008)、デュアルスクリーン時は7.9インチ(2,232 × 2,048)、トリプルスクリーン時は約10.2インチ(2,232 × 3,184)です。
シングルスクリーン、デュアルスクリーン時、片側がディスプレイとなるため利用時は注意しましょう。
画面も想像以上に綺麗で、明るいディスプレイでした。ちなみに、屋外の直射日光下で十分見やすいです。
リフレッシュレートについては、最大90Hz駆動。ウェブ検索時などに、なめらかなスクロール表示を体験できます。(*アプリ開閉や操作時も動作が滑らか)
ディスプレイには、パンチホール型の「インカメラ」を採用。画面には保護フィルムが貼られており、剥がさないように注意しましょう。
ちなみに、ベゼルは比較的狭い印象。使っていて気になることはありませんでした。
なお、本体を折りたたむと隙間なくピッタリ閉じられます。三つ折りスマホながら厚さも抑えられているのがスゴいです。(*折りたたみ時、厚さは12.8mm)
ヒンジ部は上記のとおりで、高級感がある印象です。
これまでの折りたたみは基本的に山折り式と谷折り式のどちらか一方のみ採用となっていますが、本機は一台でどちらも採用しているのがとても面白いです。
本体は、上記のように非常に薄い印象。この薄さは、驚異的です。(*最も薄いところは、約3.6mm)
背面デザインは、上部に「トリプルカメラ」、中央付近に「HUAWEI ULTIMATE DESIGN」と文字が刻まれています。ちなみに、カメラの出っ張りはSIMカード約9枚程度でした。
HUAWEI Mate XTのカラーは、レッド、ブラックの2色展開です。
今回レビューしているのは、ブラック。背面はレザー風の素材を採用し、上品な仕上がりです。ちなみに、指紋やホコリも比較的目立ちにくくなっています。
SIMスロットは、開閉にSIMピンが必須。ちなみ、microSDカードには非対応です。
HUAWEI Mate XTは、ステレオスピーカーを搭載しています。音については、後述。
HUAWEI Mate XTの本体サイズ(高さ×幅×厚さ)は、約156.7×73.5×12.8mm(1画面時)、約156.7×143×7.45mm/4.75mm(2画面時)、約156.7×219.0×3.6mm/3.6mm/4.75mm(3画面時)、重さは約298gです。
シングルスクリーン時は、通常の大画面スマホと遜色ない印象。ただし、物理的に重く、厚みもやや気になりました。(*普通のスマホとして考えるなら、重い印象)
デュアルスクリーン時は、折りたたみスマホに似た感覚があります。重さは分散するため、1画面時よりも扱いやすい印象です。
トリプルスクリーン時は、まさに大画面タブレット。これまでの折りたたみスマホにはない感覚で、とにかく大画面で、しかも薄く、開いた状態だと想像以上に軽く感じます。
ちなみに、片手操作については「厳しい」印象。1画面時なら僕の手だとキーボード片手打ちは問題ないものの、上部にあるボタンは持ち替え必須でした。
このあたりは個人差もあると思うので、事前にレビュー動画などでサイズ感をチェックしつつ選んでいくのをおすすめします。
HUAWEI Mate XTのスペック性能をレビュー
HUAWEI Mate XTのスペック性能を表にまとめつつ、動作の快適さやベンチマークスコア、本体発熱なども合わせてレビューしていきます。
HUAWEI Mate XTのスペック表
HUAWEI Mate XTのスペック・性能以下にまとめてみました。(※参照:ファーウェイ公式ページ)
スペック | HUAWEI Mate XT |
---|---|
メーカー | ファーウェイ |
発売日 | 2024年9月 |
OS | HarmonyOS 4.2 (初期OS) |
CPU(SoC) | Kirin 9010 |
メモリ(RAM) | 16GB |
ストレージ容量(ROM) | 256GB / 512GB / 1TB |
外部ストレージ | microSDカード非対応 |
本体サイズ | 約156.7×73.5×12.8mm(1画面時) 約156.7×143×7.45mm/4.75mm(2画面時) 約156.7×219.0×3.6mm/3.6mm/4.75mm(3画面時) |
重量 | 約298g |
画面サイズ | シングルスクリーン:約6.4インチ デュアルスクリーン:約7.9インチ トリプルスクリーン:約10.2インチ |
ディスプレイ解像度 | シングルスクリーン(2232 × 1008) デュアルスクリーン(2232 × 2048) トリプルスクリーン(2232 × 3184) |
画面の種類 | 有機EL |
リフレッシュレート | 最大90Hz |
バッテリー | 5,600mAh |
背面カメラ | トリプルカメラ 約5,000万画素(広角) 約1,200万画素(超広角) 約1,200万画素(ペリスコープ望遠) |
前面カメラ | シングルカメラ 約800万画素 |
防水/防塵 | × |
耐衝撃 | × |
ワンセグ/フルセグ | × |
指紋認証 | ◯ |
顔認証 | ◯ |
おサイフケータイ | × |
イヤホンジャック | × |
ワイヤレス充電 | ◯ |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
充電端子 | Type-C |
カラー | レッド ブラック |
HUAWEI Mate XTのベンチマークスコアと発熱
HUAWEI Mate XTのベンチマークスコア参考までにベンチマークテストの「Antutu Benchmark(V9.5.7)」測定結果を、下記に記載しておきます。
Kirin 9010搭載「HUAWEI Mate XT」のAntutu Benchmarkスコア(V9.5.7)は707,689点(*検証時のMAXスコア)」でした。
「HUAWEI Mate XT」は、高負荷がかかるシーンだとある程度発熱する印象。重い3Dゲームやカメラ利用時以外で、気になる発熱は特にありませんでした。
快適
普通
もたつきを感じる
動作が重い
ブラウザアプリ | めっちゃ快適 |
---|---|
X(旧:Twitter) | めっちゃ快適 |
カメラアプリ | めっちゃ快適 |
肝心の動作については、タッチ操作やスクロールなどの動作レスポンス、アプリの起動や切り替えなどを含め、とても快適です。
ネット検索やSNSも問題なく、ゲームもある程度は楽しめます。ただし、GMS非搭載。デフォルト状態で遊べるゲームアプリも少ないので注意です。(詳しいゲーム性能は、後述)
HUAWEI Mate XTのゲーム・アプリ動作をチェック
HUAWEI Mate XTでゲームやアプリの動作を確認します。
快適
普通
動くがカクつき・重さを感じる
重い
ガクガク
それでは、早速「HUAWEI Mate XT」を使い実際に試してみました。
HUAWEI Mate XTで原神の動作チェック
HUAWEI Mate XTで原神の動作をチェック。結果は、「快適」でした。
デフォルトの画質は「中」、フレームレートは「30」。動作については、最高画質+60fpsでも遊ぶこと自体は可能です。
最高画質+60fps設定でも遊べますが、やや重さやカクつきを感じます。ただ、想像していたよりも快適で驚きました。ちなみに、発熱はしっかりある印象です。
HUAWEI Mate XTで崩壊:スターレイルの動作チェック
HUAWEI Mate XTでスターレイルの動作をチェック。結果は、「普通」でした。
動作については、画質「最高」+フレームレート「60fps」でも遊べますが、カクつきを感じます。設定を少し落として、遊ぶのがおすすめです。
ちなみに、本体の発熱はこちらもしっかりある印象。また、バッテリー消費も激しいので注意しましょう。
HUAWEI Mate XTで使える通信キャリアをチェック
HUAWEI Mate XTで使える通信キャリアと対応バンドをチェックしておきましょう。
機種名 | HUAWEI Mate XT |
---|---|
対応バンド ※公式に公表されたものだけ記載 | 非公表 |
HUAWEI Mate XTの対応バンドは、残念ながら非公表です。
▼以下に国内主要キャリアのバンドをまとめておきました!
バンド周波数帯 | ドコモ | au | ソフトバンク/ワイモバイル | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
Band1 | ◯ | ◯ | ◯ | |
Band3 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Band8 | ◯ | |||
Band11 | ◯ | ◯ | ||
Band 18/26 | ◯ | ◯ | ||
Band19/26 | ◯ | |||
Band21 | ◯ | |||
Band28 | ◯ | ◯ | ◯ | |
Band41 | ◯ | ◯ | ||
Band42 | ◯ | ◯ | ◯ |
5Gバンド周波数帯 | ドコモ | au | ソフトバンク/ワイモバイル | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
n77(Sub6) | ◯ | ◯ | ◯ | |
n78(Sub6) | ◯ | ◯ | ||
n79(Sub6) | ◯ | |||
n257(ミリ波) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ドコモは、Band 1 / Band 3 / Band 19 / Band 21 / Band 26。山間部などで使うことがない場合は最悪、Band 19がなくても大丈夫です。
auで使うなら、Band 1 / Band 18/ Band 26は抑えておきましょう。
ソフトバンクとワイモバイルで使うなら、Band 1 / Band 3 / Band 8の対応は必須。楽天モバイルで利用するなら、Band 3 / Band 18に対応しているモデルを選ぶのがおすすめです。
HUAWEI Mate XTのカメラをレビュー
HUAWEI Mate XTのカメラをレビューしていきます。
良い
普通
あまり良くない
悪い
カメラ性能の評価は、以下のとおりです。
静止画 | 良い |
---|---|
動画 | 普通 |
それでは、カメラ仕様・作例などをより詳しくチェックしていきます。
HUAWEI Mate XTのカメラ・動画撮影性能をチェック
HUAWEI Mate XTのカメラ・動画撮影性能は、以下のとおりです。
HUAWEI Mate XT | トリプルカメラ搭載 |
約5,000万画素 | 広角 / F1.4~F4.0 / OIS |
約1,200万画素 | 超広角 / F値2.2 |
約1,200万画素 | ペリスコープ望遠 / F値3.4 / OIS / 光学5.5倍 |
アウトカメラは約5,000画素の広角レンズ、約1,200万画素の超広角レンズ、約1,200万画素のペリスコープ望遠レンズの3眼構成です。
メインの広角には、可変絞りを搭載。F1.4~F4.0を切り替えて撮影することができます。
インカメラの仕様は以下のとおり。
800万画素 | 標準 / F値2.2 |
インカメラは、800万画素の標準レンズ(F値2.2)のシングルカメラ仕様です。
アウトカメラの動画撮影性能は、以下にまとめました。
8K 撮影 | ー |
4K 撮影 | 30fps / 60fps |
1080p撮影 | 30fps / 60fps |
スローモーション撮影 | ○ |
動画については、4K/60fpsまで撮れます。今回は1080p/60fpsを試してみましたが、「普通」な印象です。
歩きながらの撮影なら、ある程度手ブレを抑えつつ明るく撮れます。ただし、激しい動きながらの撮影時はややブレが気になりました。あと、解像感もやや物足りない印象です。
このあたりはどこまで求めているか考えつつ選びましょう。
HUAWEI Mate XTのカメラで撮影した作例
今回は、僕がHUAWEI Mate XTのカメラを魅力に感じた点を含め、作例を交えてご紹介していきます。
日中
▼広角で撮影
広角は、明るく綺麗に撮影できます。色味はやや濃い目に仕上がる印象です。
▼超広角で撮影
超広角は、広範囲を一枚の写真に収めることができるので、風景やグループ撮影時に便利です。
画質は、普通。パッと見の解像感はあるものの、拡大するとやや粗さを感じました。
▼2倍ズームで撮影
解像感も十分で、綺麗に撮影可能。手元にある被写体にサッと寄って撮影したい時に重宝します。
▼ペリスコープ望遠で撮影(光学5.5倍)
ペリスコープ望遠は、遠くにある被写体へグッと寄って撮影できます。
時計など細部までクッキリ撮れている印象。色味の仕上がりも悪くありませんが、広角比だとやや暗くなりがちです。
▼10倍ズームで撮影
▼最大50倍ズームで撮影
ズームは、最大50倍まで利用可能。最大倍率のズームは流石に解像感が粗くなるため、あくまで記録用程度と考えておきましょう。
その他
▼その他
▼広角(可変絞りテスト)
夜景・暗所
▼広角で撮影(夜景モードオン)
▼その他
暗所・夜景撮影については、「普通」な印象。広角なら極端に光量が少ない場面でも、手ブレを抑えつつしっかり撮れます。
ただ、全体的に黄色みが強くなりがちです。2倍や超広角の暗所性能はやや物足りない印象でした。
とはいえ、広角がこれだけ撮れていれば暗所にも使えるカメラと言って問題ないでしょう。
HUAWEI Mate XTのバッテリー持ちをチェック
HUAWEI Mate XTのバッテリー持ちを確認していきます。
機内モードオンで、Wi-Fiのみオン+バッテリー残量100%(満充電)にした状態でYouTubeを流し続け、1時間おきにバッテリー残量を計測するテストを行った結果は以下のとおりです。(※テスト環境、条件により差が出る場合があるので注意してください。)
機種名 | 0時間経過 | 1時間経過 | 2時間経過 | 3時間経過 |
---|---|---|---|---|
HUAWEI Mate XT | 100% | 91% | 81% | 71% |
HUAWEI Mate X2 | 100% | 94% | 89% | 81% |
単純にYouTube動画を流すだけのテストでは、持ちは「あまり良くない」印象です。(*トリプルディスプレイ時)
ネット検索やSNS、動画視聴、ゲームなどを検証しつつ使ってみましたが、1日でバッテリー切れする感じはなかったです。(*トリプルスクリーン時は、ややバッテリー消費が激しい印象。)
もちろん使う環境や使い方にもよりますが、ライトユーザーならバッテリー持ちを気にせずストレスなく利用できるでしょう。
HUAWEI Mate XTの指紋・顔認証をチェック
HUAWEI Mate XTの生体認証は、顔・指紋どちらにも対応しています。
早速、側面指紋認証を試してみました。
精度良し、認証スピードも高速で、ロック解除からホーム画面への移行もスムーズです。
次に、顔認証を試していきましょう。
認証はスムーズで、精度も問題ない印象です。(※メガネをかけたままでも認証OK)
HUAWEI Mate XTは指紋・顔どちらにも対応しているので、様々なシーンで快適に利用できる一台でした。
HUAWEI Mate XTのスピーカー(音質)をチェック
HUAWEI Mate XTは、ステレオスピーカーを搭載。早速、音質などを確認していきます。
良い
普通
あまり良くない
悪い
肝心の音については、「普通」な印象です。
▼HUAWEI Mate XTのステレオスピーカーの音はこちら!
フリー音源 Song: Zero Venture – Point Of View (feat. Cadence XYZ) Link: https://youtu.be/EnarUjBnLXw Music promoted by FMW. Released by Mind Resurgence.
実際に様々な「音」をHUAWEI Mate XTから出して検証してみましたが、音の広がりを感じられるスピーカーです。
価格を考えると、音質は物足りない印象。全体的に音の繊細さ、クリアさが惜しいです。ただ、音の広がりは感じられるので、動画鑑賞を楽しむ程度であれば問題ないでしょう。
本機は、イヤホンジャック非搭載。普段から有線イヤホンを使っているユーザーは、事前に変換アダプタ等を準備しておきましょう。
HUAWEI Mate XTのメリット(良いところ)
HUAWEI Mate XTを実際に使ってみて感じたメリットをチェックしていきます。
ココがメリット(良い点) |
---|
世界初の三つ折りスマホ!一台でスマホと大画面タブレットを実現! 1回開くと折りたたみスマホサイズで使えるのが地味に便利 閉じた状態なら大画面スマホとして難なく利用可能! 高級感あるデザイン!背面のレザー風仕上げが良い◎ とにかく薄い!開いた状態の本体の厚さがヤバすぎる(3.6mm) ディスプレイの折り目が比較的目立ちにくい!使っていて気にならない 屋外の直射日光下でも十分見やすいディスプレイ リフレッシュレートは最大90Hz駆動!なめらか表示体験OK Kirin 9010搭載!原神などの重いゲームも遊べる トリプルカメラ搭載!広角には可変絞り&ペリスコ望遠もある 大容量5,600mAhバッテリー搭載!1日は耐えれる 最大66W急速充電に対応!ワイヤレス充電も備えている 精度の良い側面指紋認証搭載!顔認証にも対応 |
以上が、HUAWEI Mate XTを使って感じた良いところです。それではいくつかピックアップしてご紹介します
世界初の三つ折りスマホ!一台でスマホと大画面タブレットを実現!
HUAWEI Mate XTは、閉じたままなら大画面スマホ、1回開けば折りたたみスマホ、2回開けば大画面タブレットとして利用できる一台です。(*正直、何を言ってるかわからないかもしれませんが、全て現実です。コンセプトではありません。)
そして、圧倒的に本体が薄い。3画面時の薄さは約3.6mmと驚異的で、薄すぎて感動します。少なくとも、スマホ好きなら感動しないユーザーはいないと断言できるレベルです。(*薄すぎて思わず声が出るので、手に取るユーザーは注意しましょう。)
世界初の三つ折りスマホ、想像以上に完成しています。初号機とは思えない出来で、可能であればぜひ一度体験してみください。
Kirin 9010搭載!原神などの重いゲームも遊べる
SoCには、「Kirin 9010」を搭載しているHUAWEI Mate XT。基本動作は快適で、全く問題ありませんでした。
ファーウェイが独自に開発したチップですが、基本的なネット検索やX(旧:Twitter)などはサクサク動き、とても快適です。また、原神のような重い3Dゲームもある程度遊べます。
ゲームガチ勢のユーザーには不向きですが、基本動作は素晴らしく、不満はありません。
HUAWEI Mate XTのデメリット(悪いところ)
HUAWEI Mate XTを実際に使ってみて感じたデメリットをチェックしていきます。
ココがデメリット(悪い点) |
---|
全体的に強度が不安!山折りディスプレイの扱いに注意 ヒンジはやや固め!開けにくさがある ソフトウェアはまだ改善の余地あり!分割画面周りが惜しい本体重量は約298g!人によって合う合わないがある デフォルトだとGMSには非対応!玄人向けの製品なので注意 カメラ性能がやや惜しい!暗所撮影時は黄色みが強い 防水防塵・おサイフケータイに非対応!技適マークもない スピーカー音質はやや物足りない microSDカード非対応&イヤホンジャック非搭載 本体価格がネック!超品薄で相場も不安定 |
以上が、HUAWEI Mate XTを使って感じた悪いところです。それではいくつかピックアップしてご紹介します。
全体的に強度が不安!山折りディスプレイの扱いに注意
HUAWEI Mate XTは、山折り式と谷折り式を組み合わせた三つ折りスマホとなっています。
そのため、1画面・2画面時にディスプレイの片側がむき出しです。付属のケースを利用することで、一部問題を回避できるのものの、やはり使っていて不安でした。
ある程度耐久性はあるとのことですが、通常のスマホよりも破損リスクが高いのは間違いないでしょう。
また、HUAWEI Mate XTは防水防塵にも非対応。突然の大雨などもしもの時にも心もとなく、キッチンなどの水場周りでの利用などにも不向きです。
デフォルトだとGMSには非対応!玄人向けの製品なので注意!
HUAWEI Mate XTを購入される方は、デフォルトの状態では「GMSに非対応」ということだけは覚えておきましょう。(*デフォルトでは、Google系サービスは利用できないので注意。)
GMS導入方法はあるものの、玄人向けです。少なくとも一般ユーザーが気軽に利用するには、ややハードルが高い一台となっています。
逆に言えば、他のスマホとは明らかに違うので、工夫して楽しめる人にとってはとても楽しめるモデルです。このあたりは目的や用途を考えつつ、選んでいきましょう。
HUAWEI Mate XTの口コミ・評判をチェック
HUAWEI Mate XTの口コミ・評判を以下に集めてみました。
HUAWEI Mate XTの評価まとめ
結論、世界初の三つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT」は想像を超えた完成度でした。
玄人向けの製品であるため、万人におすすめすることは出来かねますが、スマホ好きなら間違いなくワクワクできる一台です。
満足度 | ★★★★☆ |
---|---|
デザイン・外観 | ★★★★★ |
携帯性 | ★★★☆☆ |
基本動作(快適さ) | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★☆ |
画面表示&綺麗さ | ★★★★☆ |
バッテリー持ち | ★★★☆☆ |
スピーカー | ★★★☆☆ |
カメラ | ★★★★☆ |
HUAWEI Mate XTは、いちスマホ好きとして本当にワクワクできる一台でした。
ここまで感動したのは、Galaxy Foldの誕生以来。数年に一度訪れる、革新的かつ未来を感じられる瞬間です。(*特に、三つ折りスマホの構造、本体の薄さには思わず声ができること間違いなしです!笑)
価格は高く、国内未発売モデルのため、手に取るハードルは非常に高いですが、スマホが好きな全ユーザーに触れてほしい一台だと感じました。それぐらい感動できる製品です。
もちろん、惜しい点は色々あります。ただ、基本的に驚きが上回るので全く問題ないでしょう。少なくとも、僕は価格以上の価値を感じました。
HUAWEI Mate XTは国内未発売かつGMS非搭載で、どんな人にもおすすめできる一台ではありません。でも、きっと好きな人はたまらない一台でしょう。体験できる機会があれば、ぜひ触れてみてくださいね!
HUAWEI Mate XTの価格とお得に買う方法
HUAWEI Mate XTを買うならオンラインショップでの購入がおすすめ!本体価格は、以下の通りです。
価格(※全て税込) | |
---|---|
ファーウェイ公式ストア | 19999元 (日本円で約40万円から) |
HUAWEI Mate XTの価格は上記のとおりです。
ただし、現状は人気すぎる&超品薄のため定価で手に入れることは困難。一時的に200万超え相場を記録し、現在は約80万円程度となっています。
どうしても手に入れたい場合は、まめこmobileさんが最もおすすめです。(*正直、相場がもう少し落ち着くのをおすすめします。)
どうせ買うなら、少しでもお得に!ぜひ、一度チェックしてみてください!