iPhone 14 Proの実機レビュー!どうも、ちえほんです。TwitterとYouTubeもやってます。
2022年9月16日に発売されたApple製の最新5Gスマホ「iPhone 14 Pro (アイフォンフォーティーンプロ)」。大画面6.1インチ(有機EL)×リフレッシュレート最大120Hz、高性能な「A16 Bionic」、4,800万画素の広角を含むトリプルカメラ搭載です。
新たに「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」デザインやiPhone史上初となる高画素カメラを採用。今回はそんな「iPhone 14 Pro」を購入したので、実際に使って感じた良いところ、悪いところについて、すべて正直にお伝えしていきます。
▼YouTube動画でもiPhone 14 Proの実機レビューをしているので、合わせてチェックしてみてね!
満足度 | ★★★★☆ |
---|---|
デザイン・外観 | ★★★★★ |
携帯性 | ★★★★☆ |
基本動作(快適さ) | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★★ |
画面表示&綺麗さ | ★★★★★ |
バッテリー持ち | ★★★☆☆ |
スピーカー | ★★★★★ |
カメラ | ★★★★☆ |
本記事では、iPhone 14 Proのデザイン、カメラの画質、スペック性能やゲーム・アプリ動作、顔認証の快適さ、バッテリー持ち、スピーカーの音質、使って感じたメリット・デメリット(良いところ、悪いところ)、口コミ・評判などを含め使用感レビューしつつ評価します。
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iPhone 14 Proの外観・デザインをレビュー
iPhone 14 Proの外観・デザインをレビューしていきます。
パッケージデザインは上記のとおり、正面に製品デザインが描かれています。従来モデルから変わらず、コンパクトでシンプルな外箱です。
付属品は、iPhone 14 Pro本体、SIMピン、USB-C to Lightningケーブル、マニュアルです。画面フィルムやケース、ACアダプタは事前に購入しておきましょう。
ディスプレイサイズは約6.1インチ(有機EL)、解像度は2,556×1,179。画面の発色・色味ともに問題なく、鮮やかでとても綺麗なディスプレイでした。最大輝度は、2,000ニト(屋外)。屋外の直射日光下でも、明るく見やすいです。
ちなみに、リフレッシュレートは最大120Hzに対応(ProMotion)。Web検索時などに、なめらかなスクロール表示体験が可能となっています。
iPhone 14 Proのディスプレイはフラット。中央上部にはノッチではなく、新たにパンチホールを利用した「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」デザインを採用しています。
ベゼルは上下ともに均一で、極狭とまでは言えないものの、使っていて気になることはありませんでした。
背面デザインは、左上に「トリプルカメラ」、中央に「ロゴ」が刻まれています。ちなみに、カメラの出っ張りはSIMカード約5枚分程度と”iPhone史上最高”です。
iPhone 14 Proのカラーは、スペースブラック、シルバー、ゴールド、ディープパープルの4色展開です。
今回レビューしているのは、大人な雰囲気漂う新色「ディープパープル」。背面はガラス素材を採用、磨りガラス加工によりマットでサラサラとした触り心地です。
従来モデルと同様に角張ったデザイン採用のため、個人的にはとても気に入っています。ちなみに、指紋はかなり付きにくいです。
側面には、ステンレススチールを採用。とても高級感があり魅力的ですが、指紋がとても付きやすく目立ちます。
SIMピンが必要なタイプのSIMスロットを採用しています。ちなみに、外部ストレージには非対応で、シングルSIM+eSIMのデュアルSIM仕様です。(※eSIM×2の同時利用も可能)
iPhone 14 Proはステレオスピーカー搭載です。音については、後述。
iPhone 14 Proの本体サイズは、約147.5×71.5×7.85mm、重さは約206g。他のiPhoneと一緒に並べるとサイズ感は、上記のようになります。
デザイン性は非常に高いものの、持ちやすさはイマイチな印象です。角張ったデザインに加え、本体重量が約206gと重く、サイズ感の割にやや使いにくさを感じました。
流石に6.7インチモデルよりも日常使いしやすいものの、思ったよりもずっしりとした重さを感じるので、人によって合う合わないがあるかもしれません。
ちなみに、片手操作については”ギリギリできる印象”。僕の手だとキーボード片手打ちは問題なく、上部にあるボタンもギリギリ持ち替えずに押すことができます。ただし、「Dynamic Island」の操作は片手だと使いにくかったです。
このあたりは個人差もあると思うので、レビュー動画などでサイズ感をチェックしつつ選んでいくのをおすすめします。
iPhone 14 Proのスペック性能をレビュー
iPhone 14 Proのスペック性能を表にまとめつつ、ベンチマークを計測してレビューしていきます。
iPhone 14 Proのスペック表
iPhone 14 Proのスペック・性能以下にまとめてみました。(※参照:Apple公式製品ページ)
スペック | iPhone 14 Pro |
---|---|
メーカー | Apple(アップル) |
型番 | A2889 |
発売日 | 2022年9月16日 |
OS | iOS 16(初期OS) |
CPU(SoC) | A16 Bionic |
メモリ(RAM) | 6GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 128GB/256GB 512GB/1TB |
外部ストレージ | 非対応 |
本体サイズ | 約147.5×71.5×7.85mm |
重量 | 約206g |
画面サイズ | 約6.1インチ |
ディスプレイ解像度 | 2,556×1,179 |
画面の種類 | 有機ELディスプレイ |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
バッテリー | 3,200mAh |
背面カメラ | トリプルカメラ 約4800万画素(広角) 約1200万画素(超広角) 約1200万画素(望遠) |
前面カメラ | シングルカメラ 約1200万画素 |
防水/防塵 | IP68 |
耐衝撃 | × |
ワンセグ/フルセグ | × |
緊急速報 | ◯ |
指紋認証 | × |
顔認証 | ◯ |
ApplePay | ◯ |
イヤホンジャック | × |
ワイヤレス充電 | ◯ |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
スピーカー | ステレオスピーカー |
充電端子 | Lightningコネクタ |
カラー | スペースブラック シルバー ゴールド ディープパープル |
iPhone 14 Proのベンチマークスコア
iPhone 14 Proのベンチマークスコアを検証しました。参考までにベンチマークテストの「Antutu Benchmark」の測定結果を、下記に記載しておきます。
A16 Bionic搭載「iPhone 14 Pro」のAntutu Benchmarkスコアは、「936,166点(※検証時のMAXスコア)」でした。(※一番右はおまけで計測しておきました。)
肝心の動作については、タッチ操作やスクロールなどの動作レスポンス、アプリの起動や切り替えなどを含め、超快適な印象。一般的な電話、メール、ウェブ検索、SNSなどはもちろん、ゲームメインで楽しみたいユーザーにもおすすめできる一台になっています。
iPhone 14 Proのスペック解説
iPhone 14 Proは使いやすいサイズ感を維持しつつ、最上位iPhoneとして妥協のないスペック性能を備えたモデルです。
大画面6.1インチのSuper Retina XDRディスプレイ(有機EL)、高性能チップ「A16 Bionic」採用、4,800万画素の広角を含むトリプルカメラ搭載機となっています。
もちろん、安心のIP68防水防塵&ApplePayにも対応。ProMotion(リフレッシュレート最大120Hz対応)やProResビデオ撮影など、”Pro”シリーズにしかない仕様・機能も魅了的です。
今回のiPhone 14 Proは、iPhoneシリーズとして初となる「常時表示ディスプレイ」に対応。また、前面ディスプレイにはノッチではなくパンチホール型のダイナミックアイランドデザインを採用しました。
「Dynamic Island」を利用すれば、アプリを開かずに画面上部にあるパンチホール付近から操作できたり、情報を確認できます。
サードパーティ製の対応アプリがまだまだ少なく、アプリ側の対応アプデにも期待したいです。個人的には、タイマー表示をアプリを開かずに確認できるのはとても便利で気に入っています。
iPhone 14 Proのゲーム・アプリ動作をチェック
iPhone 14 Proでゲームやアプリの動作を確認します。
快適に遊べる
普通に遊べる
ある程度遊べる(※設定次第)
動作が重く非推奨
それでは、早速「iPhone 14 Pro」を使い実際に試していきます。
iPhone 14 Proでモンストの動作チェック
iPhone 14 Proでモンストの動作チェックをしていきます。結果は、”とても快適に遊べる”。
モンスターストライクは一通り試しましたが、問題なく快適に楽しむことができます。ゲーム中は、「Dynamic Island」も特に気になりませんでした。
iPhone 14 ProでポケモンGOの動作チェック
iPhone 14 ProでポケモンGOの動作チェックをしていきます。結果は、”とても快適に遊べる”。
ポケモン出現時やアイテム回収、オンライン対戦なども含め、とても快適に楽しめます。
ゲームをガチで楽しみたいユーザーでも全く問題ないでしょう。ちなみに、GPS感度も良好です。
iPhone 14 ProでPUBGモバイルの動作チェック
iPhone 14 Proで、PUBGモバイルの動作を確認していきます。結果は、”とても快適に遊べる”。
グラフィックは「FHD」で「ウルトラ」まで選択でき、「スムーズ」は「極限」まで選ぶことができます。
動作については、かなり快適な印象です。チーム戦なども試しましたが、問題なく楽しめました。
ちなみに、デフォルト設定で1時間遊ぶとバッテリーは約15%減、ゲーム終了後の本体温度は35.7度でした。
iPhone 14 Proで原神の動作チェック
iPhone 14 Proで原神の動作チェックをしていきます。結果は、”とても快適に遊べる”。
デフォルトの画質は「高」、フレームレートは「30」。動作については、最高画質にしても快適に遊べます。起動時のデータロード時間などもかなり短くなっていました。
長時間連続で遊んでもカクつきや重くなる感じはなく、快適に楽しむことが可能。ゲーム中は、「Dynamic Island」の影響で設定画面などで一部重なっているところがありました。(押せないことはないので、支障なし)
ちなみに、最高画質設定で30分遊ぶとバッテリーは約18%減、ゲーム終了後の本体温度は47.8度でした。
本体の発熱は、しっかりある印象。発熱後も快適に遊べますが、30分以上連続して楽しむ場合は本体がかなり熱くなるため、ケースを付けたほうが良いでしょう。
iPhone 14 Proで使える通信キャリアをチェック
iPhone 14 Proで使える通信キャリアをチェックしておきましょう。
機種名 | iPhone 14 Pro |
---|---|
対応バンド ※公式に公表されたものだけ記載 | 4Gバンド:B1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19 /20/21/25/26/28/29/30/32/34/38/39/40/41/42/46/48/53/66/71 |
5Gバンド:n1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/26/28/29 /30/38/40/41/48/53/66/70/71/77/78/79 |
iPhone 14 Proは、国内の大手4キャリアを利用する際に必要なバンドはすべて揃っているので安心して使えます。
なお、独自に検証した利用可能キャリアは下記のとおりです。(※一部主要キャリアのみ記載、各社4G通信でのみ検証)
キャリア | 利用可否 |
ドコモ | 通話○ データ通信○ |
au | 通話○ データ通信○ |
ソフトバンク | 通話○ データ通信○ |
ワイモバイル | 通話○ データ通信○ |
楽天モバイル | 通話○ データ通信○ |
ahamo(アハモ) | 通話○ データ通信○ |
ahamoやpovo2.0でも通話・通信ともに問題なく利用できています。
▼以下に国内主要キャリアのバンドをまとめておきました!
バンド周波数帯 | ドコモ | au | ソフトバンク/ワイモバイル | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
Band1 | ⭕ | ⭕ | ⭕ | |
Band3 | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ |
Band8 | ⭕ | |||
Band11 | ⭕ | ⭕ | ||
Band 18/26 | ⭕ | ⭕ | ||
Band19/26 | ⭕ | |||
Band21 | ⭕ | |||
Band28 | ⭕ | ⭕ | ⭕ | |
Band41 | ⭕ | ⭕ | ||
Band42 | ⭕ | ⭕ | ⭕ |
5Gバンド周波数帯 | ドコモ | au | ソフトバンク/ワイモバイル | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
n77(Sub6) | ⭕ | ⭕ | ⭕ | |
n78(Sub6) | ⭕ | ⭕ | ||
n79(Sub6) | ⭕ | |||
n257(ミリ波) | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ |
ドコモは、Band 1 / Band 3 / Band 19/26。山間部などで使うことがない場合は最悪、Band 19がなくても大丈夫です。auで使うなら、Band 1 / Band 18/26は抑えておきましょう。
ソフトバンクとワイモバイルで使うなら、Band 1 / Band 3 / Band 8の対応は必須。楽天モバイルで利用するなら、Band 3 / Band 18に対応しているモデルを選ぶのがおすすめです。
iPhone 14 Proのカメラをレビュー
iPhone 14 Proのカメラをレビューしていきます。
iPhone 14 Proのカメラ・動画撮影性能をチェック
iPhone 14 Proは、トリプルカメラを搭載。カメラ構成を以下にまとめました。
4800万画素 | 広角レンズ / F値1.78 / 第2世代センサーシフトOIS |
1200万画素 | 超広角レンズ / F値2.2 |
1200万画素 | 望遠レンズ / F値2.8 / OIS |
LiDARスキャナ | ー |
アウトカメラには、4800万画素の広角レンズ(F値1.78 / 第2世代センサーシフトOIS)、1200万画素の超広角レンズ(F値2.2)、1200万画素の望遠レンズ(F値2.8 / OIS)+LiDARスキャナ搭載です。
引き続き、ProシリーズのみLiDARスキャナを利用したナイトモードのポートレート撮影も利用できます。
今回は、新たに広角の高画素を活かしたクロップによる2倍ズームにも対応。ポートレート撮影時にも、2倍ズームによる撮影が可能です。
なお、4800万画素による高画素撮影はApple ProRAWをオンにすると利用できます。(※ナイトモードなどを利用時は自動で1200万画素に切り替わります。)
インカメラの仕様は以下のとおり。
1200万画素 | ー / F値1.9 / オートフォーカス対応 |
インカメラは、1200万画素(F値1.9)のシングルカメラ仕様です。
アウトカメラの動画撮影性能は以下にまとめました。
8K 撮影 | 非対応 |
シネマティックモード 4K撮影 | 24fps/30fps |
4K 撮影 | 24fps/25fps/30fps/60fps |
1080p撮影 | 25fps/30fps/60fps |
スローモーション撮影 | ○ |
iPhone 14 Pro 4K/60fps 動画撮影テストはコチラ
今回は4K/60fpsによる撮影を試してみましたが、動きながらの撮影でもブレなくなめらかに撮れる印象です。
加えて、新たに強力な手ブレ補正機能「アクションモード」に対応。激しい動きが伴う撮影でも手ブレしにくく、手持ちでもジンバルを利用したような映像が撮れます。
iPhone 14 Pro アクションモード 2.8K/60fps 動画撮影テストはコチラ
画質はわずかに落ちるものの、個人的にはあまり気になりませんでした。正直、iPhone 14 Proは動画撮影強すぎです。
ここまで撮れるスマホは国内にはなく、動画撮影に関しては間違いなく一強でしょう。冒頭のレビュー動画内で実際に撮影したものを公開しているので、気になる方はチェックしてみてください。
iPhone 14 Proのカメラで撮影した作例
今回は、僕がiPhone 14 Proのカメラを魅力に感じた点を含め、作例を交えてご紹介していきます。
※タップして拡大出来ます。
日中
▼広角で撮影
広角は、明るくハッキリ撮れる印象。色味はやや濃い目な感じですが、違和感があるほどではありませんでした。相変わらず誰でもサクサク綺麗に撮れるカメラに仕上がっています。
▼左は4800万画素(ProRAWオン)、右は1200万画素(通常時)
パッ見だと分かりづらいですが、拡大すると4800万画素(ProRAWオン)の方が細部まで潰れずに表現できています。その分、データ容量は1枚あたり80MBを超えることもあるので注意が必要です。(通常モードでは1枚あたり2-3MB程度)
▼2倍ズーム(クロップ)で撮影
iPhone 14 Proは、新たに高画素を活かしたクロップによる2倍ズームに対応。従来比で、画質もかなり綺麗になっています。
光学3倍望遠では寄れすぎてしまって使いにくい時があったので、ワンタップで切り替えて撮影できるのはとても便利です。
▼超広角で撮影
超広角は、広大な風景やグループ撮影などで広範囲を一枚の写真に収めたい時に重宝します。
従来比で解像感は上がったものの、光量が足りない場面で粗くなりがちです。シーンによっては従来比モデルの方が明るく、ノイズ少なめで撮れています。
▼望遠(光学3倍)で撮影
iPhone 14 Proは、望遠レンズ(光学3倍)を利用可能です。ちょっと遠くにある被写体にも、サッと寄って撮影できます。従来モデルよりも明るくハッキリ撮れる印象です。
今年のモデルは、望遠がより鮮明に撮れるようになっているので、驚きました。日常の思い出を切り取る程度なら十分でしょう。
▼最大15倍デジタルズームで撮影
デジタルズームは、最大15倍まで利用可能。最大倍率は流石に粗さが目立ちますが、こちらも従来比でより鮮明に撮れるようになっています。
その他
▼その他
▼左はiPhone 14 Pro(広角)、右はiPhone 14 Pro(マクロ)
今回の広角レンズは、センサーサイズの影響なのか最短撮影距離が長くなっていて、今までよりも寄れなくなっています。グッと寄って撮影したい時は、超広角によるマクロ撮影を活用していきましょう
夜景・暗所
▼広角で撮影(ナイトモード)
▼超広角で撮影(ナイトモード)
▼望遠(光学3倍)で撮影(ナイトモード)
暗所・夜景撮影については、”しっかり撮れる”印象。光量が極端に少ない場面でも、見ているよりも明るく撮影できます。
パッと見は従来比であまり変化がないように感じますが、拡大するとiPhone 14 Proはより鮮明に撮れていました。また、望遠(光学3倍)の暗所はかなり改善されていて、より鮮明に撮れます。
惜しい点としては、変わらずフレアや光の玉(ゴースト)が出やすいことです。このあたりは、従来モデルから大きな改善はないように感じました。
iPhone 14 Proのバッテリー持ちをチェック
iPhone 14 Proのバッテリー持ちについては、”あまり良くない(※設定次第)”という結果になりました。
機内モードオンで、Wi-Fiのみオンにした状態でYouTubeを流し続け、1時間おきにバッテリー残量を計測するテストを行った結果は以下のとおりです。(※テスト環境、条件により差が出る場合があるので注意してください。)
機種名 | 0時間経過 | 1時間経過 | 2時間経過 | 3時間経過 |
---|---|---|---|---|
iPhone 14 Pro | 100% | 99% | 97% | 92% |
iPhone 13 Pro | 100% | 99% | 95% | 90% |
iPhone 12 | 100% | 96% | 88% | 81% |
iPhone SE 第3世代 | 100% | 97% | 89% | 81% |
単純にYouTube動画を流すだけのテストでは、上記の通り。他モデルと比較しても、持ちは良い感じで動画を流すだけなら長時間再生可能です。
次に、新たに搭載された新機能「常時表示ディスプレイ」をオン・オフした場合の持ち時間を検証しました。結果は以下のとおりです。
iPhone 14 Pro | 0時間後 | 2時間後 |
---|---|---|
オン時 | 30% | 27% |
オフ時 | 30% | 30% |
「常時表示ディスプレイ」は伏せると画面がオフになりますが、今回の検証中では常に表示される状態で試しました。思ったよりも減りは緩やかですが、流石にオフ時よりもバッテリー消費は多く、電池持ち優先ならオフにしておくのが良いでしょう。
最後に、じっくり検証した結果は下記のとおりです。(※設定は全てデフォルト、常時表示ディスプレイはオンにて検証)
ネット検索やSNS、動画視聴、音楽鑑賞、ゲームなどを検証しつつ、利用して約20時間経過後のバッテリー残量は15%でした。(※待機除く実利用時間は14時間程度)
僕の使い方なら1日は持ちそうではありますが、やや心もとない印象です。常時表示ディスプレイなどの設定を見直せば、電池持ちは伸びるので、設定次第なところもあります。
もちろん利用環境や使い方によっても変わってきますが、電話やメール、ネット検索などを中心に利用するライトユーザーの方であれば、少なくとも1日は持ってくれるでしょう。
iPhone 14 Proの顔認証をチェック
iPhone 14 Proは、Face ID(顔認証)にのみ対応しています。残念ながら、指紋認証には非対応です。
早速、Face ID(顔認証)を試してみました。従来モデルよりも認証スピードおよび精度が向上しており、使い勝手がさらに良くなりました。
なお、引き続きマスクしたままでも顔認証が利用できます。(※iPhoneに注視が必要)マスクをしたままの顔認証は、真っ暗なシーンでも利用できるのでホント便利です。
iPhone 14 Proのスピーカー(音質)をチェック
iPhone 14 Proは、ステレオスピーカーを搭載。肝心の音については、”とても良い”印象です。
▼iPhone 14 Proのステレオスピーカーの音はこちら!
フリー音源 Song: Zero Venture – Point Of View (feat. Cadence XYZ) Link: https://youtu.be/EnarUjBnLXw Music promoted by FMW. Released by Mind Resurgence.
実際に様々な”音”をiPhone 14 Proから出して検証してみましたが、iPhoneらしいクリアで迫力あるサウンドを楽しめます。
今までよりも音に奥行き、音の広がりを感じる印象で、動画や音楽鑑賞をスマホのスピーカーで楽しみたい人にもとてもおすすめできる一台です。
ちなみに、イヤホンジャックを非搭載です。有線イヤホンを利用して音楽などを楽しみたい人は、変換アダプタなどを利用していきましょう。
iPhone 14 Proのメリット(良いところ)
iPhone 14 Proを実際に使ってみて感じたメリットをチェックしていきます。
ココがメリット(良い点) |
---|
圧倒的な高級感!角張ったフラットデザインが最高! ノッチを廃止!Dynamic Islandが面白い&便利! 常時表示ディスプレイに対応!通知や電池残量などを常に確認できる! 美しいディスプレイ&最大輝度は2000ニト!屋外でも見やすい! リフレッシュレート最大120Hz!なめらかすぎてもう戻れない! 超快適な動作レスポンス!原神などもしっかり遊べる! 万能なトリプルカメラ搭載!望遠撮影性能が向上している! 圧倒的な動画性能!動きながらの撮影でも手ブレしない! 新機能「アクションモード」が最強!もうジンバルは必要ない! 高音質なステレオスピーカー!奥行きがある音を楽しめる! 長く安心して使える!約5年間は毎年大型アップデートが来る MagSafe充電やワイヤレス充電にも対応している! 顔認証の使い勝手向上!マスクしたままでもサクッと認証OK! IP68防水防塵&Apple Payにもしっかり対応! ケースやフィルムなどのアクセサリー類が充実している! |
以上が、iPhone 14 Proを使って感じた良いところです。それではいくつかピックアップしてご紹介します。
超快適な動作レスポンス!原神などもしっかり遊べる!
iPhone 14 Proは、Appleの最新チップ「A16 Bionic」を搭載しているため、動作は超快適です。
日常使いには全く問題なく、一般的な電話、メール、ウェブ検索、SNSなどはもちろん、ゲームも問題なくしっかり楽しめます。
重い3Dゲームである「原神」も快適です。従来比で、明らかにデータの読み込み速度なども向上していました。発熱自体はあるものの、一定のパファーマンスは持続でき、極端なカクつきなどもありません。
ゲームメインで楽しみたいユーザーにも安心しておすすめできる一台です。
圧倒的な動画性能!動きながらの撮影でも手ブレしない!
4800万画素の広角を含むトリプルカメラ搭載したiPhone 14 Pro。静止画撮影も強化されたのは間違いないですが、個人的には動画性能の向上に驚きました。
通常の動画撮影でも手ブレ補正がしっかり効いていて、手持ちでもとてもなめらかな動画が撮れます。
また、被写体の背景をぼかした映像を撮れるシネマティックモードは最大4K/30fps撮影に対応。魅力的で、より綺麗な映像を撮ることができるようになりました。
さらに、強力な手ブレ補正を実現した新機能「アクションモード」を使えば、激しい動きや階段の上り下りでもほとんど手ブレしない映像を撮れます。一般ユーザーが使う分には、もうジンバルなんていらないレベルです。
少なくとも2022年の現時点で、国内発売されたスマホの中では圧倒的な動画性能を備えた一台で間違いないしょう。動画をガンガン撮りたいなら、iPhone 14 Proがとてもおすすめです。
顔認証の使い勝手向上!マスクしたままでもサクッと認証OK!
iPhone 14 ProのFace ID(顔認証)は、従来モデルよりも認証速度が向上、使っている限りでは認証の失敗が減り精度も上がっている印象です。
もちろん、マスクをしたままで顔認証も利用可能。マスク利用時の顔認証は注視が必要になるものの、マスクしたままでApple Payも使えます。
従来比で顔認証に失敗してパスコードを入力することが減ったので、いよいよ指紋認証は搭載されなくても問題ないぐらい快適に使えていてとても良いです。
iPhone 14 Proのデメリット(悪いところ)
iPhone 14 Proを実際に使ってみて感じたデメリットをチェックしていきます。
ココがデメリット(悪い点) |
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本体重量は200g超え!人によって合う合わないがある パンチホールが意外と大きく邪魔になる バッテリー持ちが物足りない!負荷がかかるゲーム時はぐんぐん減る! 常時表示ディスプレイを細かく設定できないのは不便!電池持ちにも影響有り! 本体発熱はある!一定温度を超えると画面が暗くなる! イヤホンジャック非搭載&microSD非対応 Type-Cコネクタ&指紋認証が非採用 特定条件下で望遠(光学3倍)→広角(デジタルズーム)に自動切替される 暗所などのシーンでフレアおよびゴーストが出やすい |
以上が、iPhone 14 Proを使って感じた悪いところです。それではいくつかピックアップしてご紹介します。
バッテリー持ちが物足りない&本体発熱はしっかりある!
iPhone 14 Proを使っていて気になったのは、バッテリー持ちと本体の発熱でした。
バッテリー持ちについては、ネット検索やTwitter、動画鑑賞、ゲームなどじっくり使って実利用約14時間で残量は15%になっていました。
僕の使い方でも、1日1回充電が必須です。ライトユーザーの方であれば1日は大丈夫だと思いますが、ゲーム中心など使い方によって物足りないと感じる場合もあるかもしれないので注意しましょう。
発熱については、原神などの重い3Dゲームをするとケースなしでは熱いと感じる程度の温度になります。加えて、発熱時はバッテリーも急激に減っていくので電池残量には注意が必要です。
ちなみに、発熱時でもゲーム動作自体は安定しており、そのあたりは心配ありません。ただ、できれば発熱を抑えつつ、バッテリー持ちが伸びる調整が今後されると嬉しいです。
特定条件下で望遠(光学3倍)→広角(デジタルズーム)に自動切替される
従来モデルから引き続き、望遠(光学3倍)利用時に自動で広角のデジタルズームへ切り替わる機能をオフにできません。
違和感なくスムーズに望遠から広角へ切り替えが行われるため、切り替わったことに気付かず撮影してしまうことがあって不便です。
現状、マクロ撮影への自動切り替えについてはオン・オフが可能。望遠→広角(デジタルズーム)の自動切り替えはユーザー側で選択できず、アプデによる調整を待つ必要があるので注意しましょう。
常時表示ディスプレイを細かく設定できないのは不便!
iPhone 14 Proは、スリープ後も時計や通知、バッテリー残量などを常時表示しておける新機能「常時表示ディスプレイ」に対応しました。
いつでも情報を確認できて便利だと感じる一方で、明るさや時計だけ表示、壁紙を表示しないなどの細かな設定変更はできません。
また、想像以上に明るい「常時表示ディスプレイ」なので、オンにしていると通常時よりもバッテリーの減りは早くなります。
加えて、画面の焼き付きへの心配や誤ってスリープ解除してしまうこともあって、なかなか慣れませんでした。今後、アプデによる調整機能追加に期待したいです。(総合的な判断で、僕はオフにしました)
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iPhone 14 Proの口コミ・評判をチェック
iPhone 14 Proの口コミ・評判を以下に集めてみました。
iPhone 14 Proの評価まとめ
スマホに”高級感あるデザイン”と”ゲームが快適にできる動作”、”圧倒的な動画性能”を求めている方には、間違いなくiPhone 14 Proがおすすめです。
満足度 | ★★★★☆ |
---|---|
デザイン・外観 | ★★★★★ |
携帯性 | ★★★★☆ |
基本動作(快適さ) | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★★ |
画面表示&綺麗さ | ★★★★★ |
バッテリー持ち | ★★★☆☆ |
スピーカー | ★★★★★ |
カメラ | ★★★★☆ |
2022年に登場したスマホの中で、iPhone 14 Proは圧倒的に”動画撮影が強い”一台です。動画を撮りたいなら、迷わずコレ!と言いたくなるようなモデルでした。
新たに追加された強力な手ブレ補正機能「アクションモード」。激しい動きを伴う撮影でも、手ブレをグッと抑えつつ撮れるのはホント凄いです。スマホで動画を撮りたいなら、手に取るべき一台でしょう。
もちろん、それだけではなく高級感あるデザイン&カラーや重い3Dゲームも快適に楽しめる動作、高音質なステレオスピーカー、IP68防水防塵&Apple Payなど欲しい仕様も全て揃っているのも魅力的です。
一方で、新機能の「常時表示ディスプレイ」は細かい調整ができない点や電池持ち・本体の発熱が惜しいと感じました。このあたりは、今後のアプデによる修正を期待したいところです。
とはいえ、「Dynamic Island」などの新要素を加えつつ、これまでの強みを伸ばした最上位モデルに相応しい一台でした。2022年の新型iPhoneは、間違いなく「Pro」が”買い”だと感じる出来栄えです。
もちろん、自分が求めているは何かを考えつつ、自分に合ったスマホを選んでいくことが大事です。その際に、ぜひiPhone 14 Proも一度チェックしてみてください!
iPhone 14 Proの価格とお得に買う方法
iPhone 14 Proを買うならオンラインショップでの購入がお得!販売価格は以下のとおりです。
機種名 | 価格 |
---|---|
iPhone 14 Pro | ドコモ:174,130円〜 au:175,860円〜 ソフトバンク:175,680円〜 楽天モバイル:150,900円〜 |
iPhone 14 Proの本体価格は、上記のとおり。大手通信キャリアなら、大幅割引キャンペーンやお返しプログラム等を活用して安く購入可能です。
どうせ買うなら、利用できるものはフル活用しつつ安く購入していきましょう。ぜひ、一度チェックしてみてください!
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